制限食を毎食つくるのは、
現実的に難しい
塩分・たんぱく質・カリウム・リン。複数の制限を同時に守りながら、毎日3食つくるのは専門知識と時間の両方が要ります。
制限食が続かない理由は、意志の問題ではありません。「計算が必要」「食材が限られる」「家族と別メニューになる」という3つの負担が同時にかかるからです。
制限の種類と難しさ
塩分制限
高血圧・心疾患・腎疾患で必要になります。調味料だけでなく、加工食品や外食に含まれる分の把握が難しいのが実際のところです。
たんぱく質制限
腎機能の低下時に必要。制限しつつエネルギーは確保するという、相反する管理が要るため最も難易度が高い領域です。
カリウム・リン制限
腎疾患で加わります。野菜の下茹でなど調理法そのものを変える必要があります。
カロリー・糖質の管理
糖尿病で必要。総量だけでなく栄養バランスと食べる順序も関わります。
複数の制限が重なる場合
実際にはこれが最も多い。塩分とたんぱく質とカリウムを同時に守る献立は、専門知識なしでは組めません。
制限に合う宅配食があるか確認する
制限の種類ごとにコースが分かれています。まずどれが合うかを確認してみてください。
- 管理栄養士が監修した制限食です
- 冷凍で届くので、必要なときだけ使えます
- まずは少量から試せます
自炊が続かない理由
1. 毎食の計算が必要。食材ごとの成分を調べ、合計する。1食ごとにこれをやるのは現実的ではありません。
2. 家族と別メニューになる。作る側の負担が倍になります。介護する家族が疲弊する最大の要因のひとつです。
3. 味が単調になる。塩分を抑えると味が薄くなり、食欲が落ちる。結果として低栄養につながることもあります。
宅配を選ぶときの4項目
1. 制限の種類が合っているか。塩分だけか、たんぱく質・カリウム・リンまで管理されているか。ここが最も重要です。
2. 成分表示があるか。1食あたりの数値が明示されているか。主治医や管理栄養士に見せられる形になっているか。
3. 冷凍か冷蔵か。冷凍なら保存が利き、必要なときだけ使えます。冷蔵は賞味期限が短い。
4. 続けられる価格か。1食あたりの単価。毎食すべてを置き換える必要はありません。
現実的な使い方
特に効果が大きいのは「作る側の負担が限界に近いとき」です。介護する家族が倒れると、在宅の生活そのものが続かなくなります。
なお、治療のための食事制限は必ず主治医・管理栄養士の指示に従ってください。宅配食はその指示を守るための手段であって、指示の代わりにはなりません。
制限の内容を伝えて、合うコースを確認する
管理栄養士と医療専門チームが監修した制限食があります。まず少量から試せます。
- 管理栄養士が監修した制限食です
- 冷凍で届くので、必要なときだけ使えます
- まずは少量から試せます