嚥下が難しくなったときの食事
飲み込む力が落ちてくると、誤嚥(ごえん)による肺炎のリスクが出ます。食事の形態を状態に合わせることが、そのまま安全につながります。
食事形態の分類
飲み込みの状態に応じて、食事は段階的に調整されます。おおまかには次の方向です。
・きざみ食:細かく刻む。ただし刻むだけではまとまりが悪く、かえって誤嚥しやすい場合があります。
・軟菜食:やわらかく調理する。
・ミキサー食・ペースト食:なめらかにする。
・ゼリー食・ムース食:まとまりを持たせて飲み込みやすくする。
・とろみ付き:水分にとろみをつける。水分は最も誤嚥しやすいため、ここは重要です。
どの形態が適切かは、言語聴覚士(ST)や医師の評価で決まります。自己判断で決めないでください。
嚥下状態に合わせた形態の食事を確認する
管理栄養士監修で、嚥下に対応した冷凍惣菜があります。まず内容を確認してみてください。
- 嚥下(えんげ)状態に合わせた形態を選べます
- 管理栄養士が監修しています
- 冷凍で届き、必要なときだけ使えます
家庭で用意する難しさ
1. まとまりを作るのが難しい。刻むだけでは口の中でばらけます。とろみ剤やゲル化剤の適切な使い方に慣れが要ります。
2. 栄養が不足しやすい。形態を変えると量が食べられなくなり、低栄養につながります。
3. 見た目が食欲を落とす。ペースト状にすると何を食べているか分からなくなり、食が進まなくなります。
4. 手間が大きい。家族の食事とは別に、毎食調理する負担。
嚥下対応の宅配食
嚥下対応の冷凍食は、形態が管理されており、栄養価も計算されています。冷凍なので必要なときだけ使えます。
選ぶときに見る点は3つ。
①形態の段階が明示されているか。「やわらか」「ムース」など、どの段階に相当するか。
②栄養価の表示があるか。エネルギーとたんぱく質。低栄養を防ぐために重要です。
③見た目が保たれているか。食欲は摂取量に直結します。
安全のために
あわせて、食事中の姿勢も重要です。前かがみぎみの姿勢、食後すぐに横にならない、といった点は形態と同じくらい安全に関わります。専門職の指導を受けてください。
嚥下対応の冷凍惣菜を確認する
管理栄養士監修で、自宅に冷凍で届きます。必要なときだけ使えます。
- 嚥下(えんげ)状態に合わせた形態を選べます
- 管理栄養士が監修しています
- 冷凍で届き、必要なときだけ使えます